Written by Suzuki on Date : 2002.12.10~20

行って来ましたよ!賛否両論巻き起こした 噂の『Hydeist off』、通称ハイオフ。気を抜くと「あー可愛い」という言葉のみの感想文になってしまいそうですが、とりあえず某ノンフィクション報道番組風鈴木的レポをどうぞ堪能ください。

突撃潜入24時! 【会場までの道】編

時は2002年12月。
気象庁の3ヶ月予報では『暖冬』と推測されていながらも、いざ12月に入り急遽『平年並み』に訂正された最近、確かに寒い。奇しくもこの日の東京は雨。「普段しねぇことするからだよ・・・」なんて、全てをこれから会うであろうハイド氏のせいにして鈴木が向かった先は、東京・六本木。

鈴木が参加したハイオフ詳細↓

 ○2002年12月7日
 ○開場・・・15時30分
 ○開演・・・16時30分
 ○場所・・・『 SPACE 510 』

緘口令が敷かれていたハイオフ会場は、六本木の『SPACE 510』というイベント貸しビルでした。
確かにあんなトコロで追っかけファンが入り口を塞ぐ等の騒ぎを起こそうものなら、きっとハイド氏は六本木を出禁にされるんじゃなかろうか?というくらい、ホント普通に街の一画にあるビルです。でも実際はやはり多少の情報が漏れていたらしく、入り口に立て掛けられてた『Hydeist』の看板だけを写真撮影に来たというハイオフ落選者のファンの方なんかもいたようで。

今回、鈴木は奇跡的にも一緒に当選した某Yと同行して行ったんですが、このバカが大事なこの日の約束時間を
1時間以上遅刻するという有り得ない奇行に走りまして(笑)。
鈴木達はこの日の【夜の部】に参加予定だったのですが、一足先に【昼の部】に単独参加した某S(通称「村田」)と、1回目終了後〜2回目が始まるまでの間の時間に会って、多少の情報を聞いておこうと予定してたんですが、某Yの奇行(しかも理由は寝坊ときた。こんな日ですら寝過ごせる某Yの神経は、ある意味スゴイと思った)のおかげで、結局某Sとは30分も会えませんでしたね。

そして時刻は3時15分頃、ようやく鈴木・某Y・某Sのお約束ハイドバカ3人衆が揃い、六本木駅ビル内のファーストフード店へ移動。ひたすら「ヤバイ!ヤバイ!」を繰り返すやや興奮気味の某Sがおもむろに取り出した1枚の写真を見て、鈴木達しばし絶句。

「ぬわぁんじゃコリャぁぁぁ〜〜〜!?」
「ハイッ!ぴんぽんぴんぽ〜ん」
「合成だべ?これ有り得ねぇべ!?」
「マジヤバイ!マジヤバイ!」

会話のようで会話になってない会話が繰り広げられたその写真とは、いわゆる『記念写真』でした。
真ん中にハイド氏が立ってて、その周りをおよそ100人近くのファンがぐる〜っと囲んでるっていう。
その後、その写真の撮影状況などを某Sから聞き、なんだか鈴木も興奮。

ぶっちゃけね、鈴木のこの日のテンションは寒いわ、雨だわ、某Yにクソ待たされるわ、未だによく分からんイベントだわ・・ってんで、えっらい低かったんですよ(笑)。

そんな感じでキャッキャと猿のように騒ぎまくりながら時間が過ぎて、気付けば時刻は3時40分。
ここで、その日次の予定が入ってるという超ご多忙な某Sが一足先にファーストフード店を出る。
彼女はその足で六本木から渋谷へ旅立って行きました。なんてガッツのあるヤツだ。

で、鈴木と某Yの2人が残されたわけなんですが、上記の通り、実はすでに3時30分から開場してたんですけど、事前に『座席は入場順ではなく完全にランダムですので、徹夜で並ぶ等の行為は無意味です』みたいな事を言われてたので、早けりゃイイ席に座れるってわけでもなく、鈴木達は「会場入りはギリギリいいんじゃねぇ〜?」と余裕ブッこいてました。

そして4時10分ごろ、ようやく鈴木達も会場に向かうことに。・・・と、ここで問題発生

「・・・・・・・・・なんかさぁ・・・人、居なくねぇ?
「鈴木ちゃぁ〜ん、絶対これ道違うよ〜」

やけに人の居ない、静まり返った道路。
某Sから「近くだからすぐ分かるよ」と聞いていたのに、一向に会場らしき建物が見えてこない。

つーか、道に迷ってました(笑)。

本来なら駅から3分も歩けば着く場所だったんですけど、おかしな道に入ってしまい、時間もかなりギリギリ迫ってきて焦った鈴木たちは「と、とりあえず大通りに戻るべ?」ということで、進行方向を90度変更。ようやく車がブンブン走ってる大通りに戻って来て数分。

「あぁッ、鈴木ちゃん!ここじゃん!!」
「んぁ?」

鈴木が素で通り過ぎようとしていたその一見ゴージャスなビルに、あの見慣れた文字が!!

黒地に白抜きの文字で、実にシンプルでこじんまりした看板ボード。
それを見て、なんとなく呆然と「・・・ハイディっぽ〜い・・・」とか呟いてしまいました。

つーか、ウキョー!ここかよッ!?

なんと言うか・・・・・・・・本当にゴージャスなビルだったんですよ(笑)。赤絨毯だし、薔薇の花だし。
どっちかっていうと『ライブハウス』に近い想像をしていた鈴木は、すでにこの時点で己の過ちをヒシヒシと感じ始めてましたね(この『過ち』については、後々明らかになります)。

突撃潜入24時! 【愚か者に天誅下る】編

階段を上り、着いた先はなんと3階。
これだけゴージャスなんだからエスカレーターくらいナイの!?なんて息を切らしながらボヤいてたら、某Yに「鈴木ちゃんは歳だからねぇ〜」とか言われたので、ムキになって階段を上ってみる。

特設の受付で身分証明を提示して、ついに会場ロビーへ。

・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

・・・あぁ・・間違えたよ。鈴木、思いっきり目測を誤ったよ・・・。

見ればここも、床は見事な赤絨毯!壁際にはソニーやらから贈られた『HYDE様 江』の花束!
(『いいとも』のテレフォンショッキングでお約束の、あの関係者からの花束の山ね)
そして何より、ロビーにたむろってる参加者達の衣装!!

ここはピアノの発表会場かッ!?

マズイよーすげぇ間違ったよー。
皆さんね、ホントそれこそドレス着てる人とかね、キレイなチャイナ服着てる人とかね、スーツをビシッと着てる人とかね・・・・・・・・・・すんごいキレイな格好してるんですよ。いや、建物の外観を見た時からヒシヒシと感じてましたけどね、この違和感。この日の鈴木の格好、何だったと思います?コートを着てるのがせめてもの救いでしたけど、アレですよ。鈴木が大好きな、えーと・・・

ジャージ(笑)

しかも、シックな色使いの装いが多い中、ひたすら真っ青な普っ通〜のジャージでね。正直、どんだけ自分をかばって見てみても、浮いてましたねワタシ。『周りの人の格好がオカシイんだ!』と思い込んでみても、やっぱり赤絨毯の会場に居るジャージ姿(しかも下半身は裾がほつれて破けまくったイイ味出しちゃってるジーパン)の鈴木は場違いだったと思います。こうなりゃヤケクソで『目立ってナンボだっつの!』と自己催眠ですよ、ハハ。

ロビーに設けられていたグッズ販売所にいたスタッフの方々の視線すら集めてました、自分。
おいおい・・スタッフの視線を集めてどうするよ(涙)。と、ロビーに居るのもいたたまれなくなってきた頃、ついにスタッフの「そろそろ会場のほうへ入ってくださ〜い」という掛け声が。鈴木達もロビーで別れ、おのおの座席へ向かう。(本当に座席がランダムで、鈴木と某Yはえっらい離れた座席だったんです)

全員が座席に着き、部屋の扉が閉められ室内が真っ暗になる中、ようやくずーっと流れてたBGM(アルバム【ROENTGEN】)の【SECRET LETTERS】が終わり、『いよいよか!?』と思ったら・・・まぁ〜た一曲目に戻って【UNEXPECTED】が(笑)。これには会場の皆さんも一様に期待を裏切られた様子で、軽い笑いが起こりました。

しかし【UNEXPECTED】が流れ始めて数分もしないうちに、いきなりスポットライトがステージ端の扉に向かって当たり、観客どよめく。

そしてついにハイド氏ご登場。

拍手と歓声に迎えられ、片手を挙げてそれに応えながら、ハイド氏はステージ中央にあるちょい高めの椅子にスタスタ歩いていき、「よいっしょ」ってな感じで着席。この時、一緒にピアニストの富樫さんもご登場。

※会場内座席図↓

ハイド氏の登場出口は【出口 1】。

客席はA〜Dまでのブロックに分かれてまして、図では省略しましたがそれぞれブロックの間は割と間隔が空いてます。図を見ての通り、一番の好条件な座席はCの最前列。もうこの辺の席だとハイド氏までの距離は3mもなかったんじゃないかな?えっらい近いです。鈴木はどの辺だったかというと、『ピアノが邪魔な最凶劣悪ブロック』との呼び声高かった【Aブロック】の、しかも後ろから2列目の左端から2番目。てゆーか、ほとんど端っこ。

全っ然ステージ見えてませんでした。

普通の部屋なので、ホールのように後ろへいくほど床が高くなってるとかそういった作りは一切無く、もう前の人が座高の高い人だったら一発アウト!ってなわけですよ。鈴木は頑張って亀のように首を伸ばせば(一番最初の注意事項アナウンスで『指示なく席から立ち上がらないで下さい』とのお達しがあったので、動かせるのは上半身のみ)、な〜んとかハイド氏の顔が見える席でした。

※鈴木の視界再現図↓

生ハイドならぬ、生首ハイドでしたよ。ほんっと、首から上しか見えませんでしたね〜。アイタタ。
ちなみに某Yは【Dブロック】。ムカツクことに、ヤツはかなりよく見えたそうです。

で、早速ちょこっとハイドさんトーク。

「ハイディストの皆さんこんにちわ」
「お足元のお悪い中、集まっていただいて・・・・まだ雨降ってた?(客:「少し降ってた〜」)・・少し?ほぉんとにぃ〜」
 (↑すんご〜いゆ〜っくりな口調)
「初めてのオフ会ってことで、どうしていいのか分からなくて、今回はこんな風になりましたが・・・」
「ほんとはもっと早くオフ会をね、やりたかったんですけど、ようやくこうして実現しまして」
「初めてなんで、いろいろ段取りも悪いかと思いますが」
「じゃ、ここで歌を・・・聴いてもらおうと思います」

かーなり飛び飛びで、かい摘んでます(笑)。ほとんど忘れましたね〜。
でも結構喋ってました。相変わらず噛みまくりでトロい喋りで、聞いてて微笑ましい。あー可愛い。

て、い・う・か。
↑の言葉を見てお分かりのように、司会進行全てハイド氏の一人舞台です。
要らん司会者(ヤ○ダヒサシとか)とかが居なくてホント良かった良かった。

で、歌の前に軽く富樫さんの紹介をしてましたね。

「富樫春生さん、みんな知ってる?知ってるよね?富樫さんのピアノがカッコ良いんだよね〜。
 ピアノって、あの弾く姿がね。・・・あっ、もちろん演奏もカッコ良いんだけど(笑)。
 だから僕もよく見惚れちゃうんですけど・・・あの・・皆もちゃんと僕、僕を・・、僕が歌うのを・・も、見てください」

途中から何言ってんだかよく分からないよッハイドサン!!
この『僕が歌うところも見てください』って言う時の、見事に噛みまくりな照れっぷりが・・・。
こういう人を『天然』と呼ぶんだな、と妙に納得しました。あー可愛い。

「前に品川の教会でアコースティックライブやったんですけど、その時も富樫さんの演奏で、
 だから今回すごい久しぶりにこういう場で歌うんだけど、そんなにリハーサルとかも必要なくて楽ですね。
 ・・・あ・・でも、そう!富樫さん毎回前奏(のアレンジ)が違うから、実は僕よく分かってなくて(笑)。
 歌い出しが『これで当ってんのかなぁ〜?』って思いながら・・・いつも・・歌って・・まぁすっ!」

というような事も言ってました。
最後の『まぁすっ!』がねー、これまたあんまりにも素人くさい発言に、自分で言ってる途中で恥ずかしくなってきたらしく、最後がヤケクソっぽく語尾が上がってたって言うか、リキんでた(笑)。
どうもいつも勘で歌い出してたようです。あー可愛い。

歌の一曲目は【evergreen】
アコライブはピアノと、あとチェロがいたので割と完成された演奏だったと思うんですけど、今回は本当にピアノとハイド氏の声だけの演奏で、えらいシンプルでしたね〜。その分、ハイド氏の声が存分に堪能できたと言うか。

鈴木、思えばソロの歌を生で聞いたの初めてだったんですけど、正直ちょっとビックリしました。
CDを聴いて分かってはいたんですが、やっぱり本当にラルクの時と発声方法自体が違う。
だから、生の声を聴いて『うおぉ〜ハイドの声だぁー!!!』って感激があんまり無くて、それよりも
『うおぉ〜別人の声みてぇーッ!!!』と思ったり。良い意味で期待を裏切られた気分でした。
それにしても、声量は相変わらず凄まじかった(笑)。あの声量はさすがモンスター級だと思う。狭い部屋がなおさら狭く感じましたね。いつだったか、東京ドームのライブで聴いた最長&最高音記録じゃないか?と思うほどの超音波雄叫びを彷彿させる声量でした。

続いて2曲目は【Angel's tale】。歌う前にまたちょこっとトーク。

「次はぁ・・・もうすぐクリスマスですね。みんなクリスマスは何すんの?
 じゃぁねぇ、クリスマスをイメージして書いた・・えんじぇるずてぃるって曲を聴いてくださぁい」

続いて3曲目は【A drop of colour】
この前は・・・トークあったっけ?すでに鈴木がハイド氏の歌声にトリップしかけてたおかげで、この辺になるともうトークを覚えてナイ。ただ、富樫さんのピアノのジャズアレンジがマジでカッコ良かったのは覚えてます。

気になるハイド氏の歌声なんですが、数時間前の【昼の部】で一回歌ったせいか、声の調子はすごい良さそうでした。
程好く湿ってて、伸びがありつつ、軽やかな。あと、歌ってる最中はほとんど目を閉じてたんじゃないかな?

一回目の締め、4曲目は【THE CAPE OF STORMS】
こ〜れがまた富樫さんのピアノアレンジがカッチョイイのなんのって(笑)!!
さっき冗談で『ピアノの発表会か?』とか言いましたけど、十分そんくらいの本格クラシックレベルで。
ハイド氏はこの曲は特に高音部分に声量が要るので、顔が険しくなってました。
テレビで何度か歌ってた時になってた、あの恐いくらい険しい顔、そのまんまです。

で、いったん怒涛の歌が終わり、ここで再びトーク。

「今回オフ会で『何をしたいか』みんなに(メールを)送ってもらったりしたんですけど、
 その中にねぇ・・・『カラオケ大会』っていうのが結構あって。さすがにそれは勘弁してって感じだったんだけど(笑)、
 でも他の人の曲を歌うのはアリじゃないかなぁと思いまして、歌うなら誰がいいかなぁ〜って考えてたんですけど、
 そしたらマネージャーが『オフコースなんかどうですか?』って言うから、あ、それいいね〜って」

この部分、ハイド氏か〜なりの量喋ってたんでほとんどあやふやなんですけど、大体こんな感じのこと言ってましたね。
結構笑いながら。

「でね、オフコースを歌おうと思って、結構車の中とかで何曲か聴いてたんですけど、
 オフコースの歌って・・(キーが)たぁっかい の(笑)!(←『たっ』がやたらアクセント強)
 なかなか歌えるのが無くて。・・・あ、ラルクでは高い声でもいいんですけど、高い声出そうとすると、
 僕・・声が大きくなるから、ちょっと・・・恥ずかしいんだよね」

ここもすんごい曖昧なんですけど、確か『オフコースを車で聴いてた』『オフコースはキーが高い』『高い声はデカくなる』『ラルクはそれでもオッケー』っていうあたりの話をしてました。

「じゃぁ・・オフコースの【over】っていうアルバムの最後に入ってる、【心はなれて】っていう曲を・・・
 歌いたいと、思います。・・・あ、この曲も十分高いんですけど(笑)、それじゃぁ・・聴いてください」

オフコースの【心はなれて】、原曲を知らないのでなんとも言えないんですけど、ピアノオンリーの演奏に乗せて歌うハイド氏の、今までの低音ソロでは聴けなかった超高音ヴォイスが・・・

これ、凄まじく良かったよ。

悲しい切ない歌なんですけど、すんごいキレイな曲だった。
これ聴いて一発で、テツアルバムを差し置いてオフコースの【over】を絶対買おう、と思ったくらい素晴らしい演奏でしたね。思いのほかハイドソロでの超高音ヴォイス・・・ツボにハマりました。

5曲目の【心はなれて】の演奏が終わって、これでいったんライブは終了。
同時にピアノの富樫さんがステージを去る。この時、ステージを去っていく富樫さんにちゃんと会釈してたハイド氏が可愛かったです。ライブは時間にしてだいたい30分ちょっとってトコだったでしょうか。

事前に今回のオフ会は『アコースティックライブ仕様』という風に聞いていたので、まだまだ前半も終わってないくらいの時間でライブが終わって、妙にあっさりしてるように感じました。
「え?もうライブ終わりなの?」みたいな。

ところがどっこい、すっとこどっこい

・・・真のオフ会はここから始まったのです。