Written by Suzuki on Date : 2003.7.29

ここのところライブ続きだったにも関わらず、これが初のライブレポ。
ぶっちゃけ毎度ハイドの姿を見るだけでテンションがMAXになるので、ラルクだろうとソロだろうと舞い上がってしまってレポなんか出来る状態では居られなくなるんですが、今回ばかりはちょっと違った。
珍しくテンションがブッ飛ぶこともなく、鈴木が冷静に参戦してしまったにはワケがありまして・・・。

さらに鈴木はライブは『自分が楽しまんでどーすんのよ』主義で、ライブ中に詳細をメモるとかそういう事は一切しないので、曲順やらMCやらの正確さは決して保証できません。

というわけで、一部辛口だったり愚痴が漏れてたり不正確だったりしますので、そういうのが嫌な方はこのまま戻ってください。辛口も愚痴もテキトーもなんのその、「どんとこーい!」という方だけレッツゴー。

【 首をお斬り!】 編

時は2003年7月27日。
いまだ【L'arc-en-Ciel Shibuya Seven Days】の興奮も冷めやらぬなか、8月には閉業して新たに公園として生まれ変わるらしい赤坂ブリッツにて、早速『ハイド氏、イベント急遽出演』の知らせが。

当日はお天気にも恵まれて、なんでも昼過ぎあたりからすでに赤ブリ前には人、人、人で異様に溢れ返ってたそうだ。理由は『物販』である。目玉商品はなんと言っても【Hydeist】オフィシャルサイトでもすでに通販が終了していた『Hydeist Tシャツ』だったであろう。あのイロメロCMでハイド氏が着てた羽根模様のTシャツであるが、この赤ブリで最終在庫が販売されたのだから。

そんなわけで鈴木達は人混みを避けるべく、赤ブリから少し離れた場所にある広場のベンチで悠々と時間を潰していた。この時、広場近くのお店のトイレ前には『Hydeist Tシャツ』を着たファンが列を成していたそうだ。その集団の騒音があまりにうるさかったらしく、店側から赤ブリに苦情の電話が入ったとかで、わざわざスタッフがこのトイレまで来て「トイレは赤ブリのを使ってくださ〜い!ここでうるさくしないでくださ〜い!」みたいな呼びかけをしてたそうだが・・・どーなのよ。挙句、そのスタッフと『Hydeist Tシャツ』集団がなにやら・・・

スタッフ :「ファンへの苦情は、そのアーティストへの苦情になるんですよ!」
Tシャツ集団 :「なにそれー、可哀想ー」

みたいな口論になってたというから全くもって頭が痛い。つーか正直不愉快でした。全て伝聞口調なのは、一人でそこのトイレに行っていた鈴木のお友達の某Yの目撃談だからなのだが、実際鈴木がその現場を目撃していたらもっと不愉快になったことでしょう。

ライブ前にテンション上がるのは分かりますが、もっと迷惑考えましょうや、みたいな。
仮にもアーティストのグッズTシャツ着ちゃってるんだからキミタチは。

さて、そんな話を小耳に挟みつつ、いよいよ開場時間の17:00前に。
鈴木とモティの2人は190番代と割と早めの番号だったので、他のヤツを広場に残して先に赤ブリへ。
着いたらすでに「40番までの方〜」ってな入場整備をやってました。で、300番くらいまでをとりあえず列整備してたのかな?扉の開いてない赤ブリ前にズラ〜っと並びましてね、ひたすら待ってたんですよ。でもすでに開場時間の17:00は余裕で過ぎてる。「遅くねぇ?」と思ったその時、タイミング良くスタッフの声が。

「リハーサルが長引いて開場が押してまーす!皆さん4列に並んでお待ちくださーい!」

そんな声を聞きながら、時計を見ればすでに17:30。
オイオイ、開場が30分押しってスゴイなぁ。開演が遅れるのはしょっちゅう(てか常識)だけど、開場の段階から時間押しするとはずいぶんドタバタな。その事を900番代のチケを持っていた某Hさんにメールでお知らせしたら、こんな返事が。

> リハが押してる…ってのは、やはりハイドがトロいせいかな。英語の歌詞覚えられないのかもね。

そんな話でひとりきり爆笑し、いい時間潰しになりました(笑)。そしてその直後、17:40くらいにようやく開場。すでに列に並んでた鈴木達はスムーズに中に入り、予定の定位置(1Fフロア最前から2本目のバーの中央)を確保。位置をキープしてから、今回の舞台のセットについてモティとしばらく談義。

鈴 : 「なんだろうかね、今回のこのセットは?」
モ : 「・・・ゴシックって感じ?」

ステージの中央バックには、ショッキングピンクの布にどこぞかの『女王様』の絵が描かれた垂れ幕が下がり(金子先生画)、ドラムセットやアンプ等の演奏セットの後ろには、ステージを取り囲むようにグルッと4〜5本の柱が。パルテノン神殿とか、どこぞの宮殿とかにありそうな柱って言えばお解りでしょうか。あんな感じの、真っ白な太い柱。

鈴 : 「このステージセットの中で歌う一番手って誰だろ?」
モ : 「う〜ん・・・モノラルかハイド君じゃないの?」
鈴 : 「だよね、まさか飛び入り参加のハイドがトリってことは無いだろうしねぇ

後々この会話が全くもって覆されるとは予想もせず、鈴木達はひたすら開演を待つのでした。

【 白ウサギ現る 】 編

18:30頃、想像通りの時間押しスタートでいよいよ開演。まず最初に出てきたのは・・・

「こーんにーちわぁ〜!キャホー!イェーイ!」

・・・外人サンだ。
今回のイベントは『りっちゃん』という日本生まれの外国人の女の子がMC(司会進行)を努めてました。
で、このりっちゃんがウサギの着け耳に、サスペンダーのモーニング(?)に、左手には時計・・・という、
【不思議の国のアリス】『白ウサギ』の格好をしてましてね、どうやらバックの垂れ幕の女王様が 『ハートのクィーン』 という設定だったようです。ちなみに今回のイベント名の【SHAM】というのは『偽物、まがいモノ』という意味だそうで、なかなか期待を煽る面白い演出でした。

で、りっちゃんが冒頭のMCの中で、今回の出演者の紹介をしてまして、それが・・・

「スピンアクアー!ハぁーイド!エ〜ンド、モーノラール!」

って言ったんですよ。
なので鈴木とモティは、疑う事なくそれが今回のイベントの出演順でもあるんだと思ったわけだ。

鈴 : 「やっぱトリはモノラルか〜♪」 (←いつの間にか結構なモノラルファン)
モ : 「ハイド君は飛び入りらしくやっぱ2番手なんだねー」

この時はまだ、鈴木達がすでに偽物だらけの『不思議の国』に迷い込んでいたとは気付きもしなかった。

【 チェシャ猫現る 】 編

18:45頃、一番手【Spin Aqua】登場。
ステージ向かって右の袖からメンバー(サポート含む)が一人ずつ登場。
サポートメンバーの後にKAZ、一番最後にアンナちゃん、という順番。
この日のアンナちゃんはヘヴィーダークなロックネェちゃんって感じの、ブラックな姿。
細かいウェーブをかけた髪をパンクさせて、衣装は黒のレザーやらシースルーやら・・キュート&セクシー。

【Spin Aqua】に関しては鈴木はあんまり曲を知らないので、細かいレポは割愛。
えーと、合計5〜6曲くらいやったのかな?ラストナンバーがデビュー曲のCMでも使われてる曲だったことはかろうじて分かった。想像してたのよりもアンナちゃんの声がハスキー&低音だったのがビックリ。しきりにニワトリダンス(両手を腰に当てて、頭から腰を前後に『コッコッコッ』って感じに揺らす)をやってたのが印象的。カッコ良かったです。

そしてアンナちゃんのMCでは・・・

「ハイドさん、今日はありがとうー」

と、ステージ右袖に向かって言ってました。
多分『急遽HYDE出演』で飛ぶようにチケが掃けて、超満員のステージに立つことが出来たことへの感謝の言葉だったんだ、と・・・その時は思ってたんですがッ。さすがここは『不思議の国』。アンナちゃんのこの言葉は鈴木達をさらに『不思議の国』に招く謎ワードだったことが明らかになるのはもう少し後の話。

この日、2階席にはステージ向かって右側にケンちゃん&アインが、左側にはユキヒロさんが来てました。ユキヒロさんがいつから居たのか鈴木は気付くのが遅かったのでちょっと分からないんですが、ケンちゃん達は一番手の【Spin Aqua】から来てまして、それまでふてぶてしいくらいの態度でダラ〜っと椅子に座ってたケンちゃんが、
何故か身を乗り出してアンナちゃんを見てた場面もあったとか。
その他、雅(ミヤヴィ)っていう新人ヴィジュアル系の子とか、金子先生なんかも来てたそうです。

で、今回のイベントの設定が【不思議の国のアリス】であるなら、【Spin Aqua】のアンナちゃんはアリスが不思議の国に迷い込んで一番最初に出会う 『チェシャ猫』 (常にニヤニヤと笑いながらバカげた問答をアリスに浴びせ、煙のように姿を消してしまう謎の猫)のキャラだったんでしょうかね。だとしたらこれはますます期待を煽られる演出じゃないか!

さてさて、アリスが次に出会うのは?

【 幻の鳥ドードー現る 】 編

19:15頃、【Spin Aqua】がステージを去った後、再び出てきたのはこの人、りっちゃん。
喋れば喋るほどその『微妙さ』を露呈させてしまっていたMCは、聞いててなかなか冷や汗モノだったが、なんとか頑張って場を繋ぐ姿は、常に忙しく走り回ってる白ウサギそのもの。そしてMC早々に次の出演バンドの名前がりっちゃんの口からコールされる。

「エーム!オー!エーヌ!オー!アール!エー!エーーール!」

・・・・・あれ?M・O・N・O・R・A・L?
って、モノラル!?ハイドじゃねぇのかよッ!?

・・・そう、なんとビックリ、二番手はハイドではなくモノラルだと言うじゃありませんか。てことはなんですか?
急遽飛び入りで参加したHYDEバンドがトリっつーことですか!?なんなんだ、このイベントは。
もはや主催が誰なのかさーっぱり分からない(笑)。さすが『不思議の国』。
ちなみにこの日の『不思議の国』の場内BGMは延々ビートルズ。
テレビCM等で誰しもが一度は耳にしたことのあるようなメジャー曲ばかりが流れてました。


19:25頃、いよいよ二番手【monoral】登場。
サポートメンバーからステージに現れ、途中にアリ(B)が。
そして最後に鈴木が大好きなアニス(Vo)が登場。えーと、鈴木ここで一気にハジケます。

鈴 : 「アニィィィィィィィス!!アニス!アニス!アニス最高ぉーーーー!」

生まれてこの方、ハイド氏に対してだってこんな名前連呼したことありません。

そんな鈴木の狂声が響く中始まった一曲目は、バブフェス横浜でも演奏された曲。
ひたすらアニスの声量と美声っぷりが堪能できる、アニスワールド全開のまったりながら激しいシャウトの応酬曲。
思えば鈴木はこの曲にヤラレたんだった。うはー。

途中のMCもアニスワールド全開

「みんな・・・みんなキレイだね、ほんとに。嬉しい」

どーなんだ?どーなんだコレ?煽るでもなく、シャレ言って笑わすでもなく、アニスにとっちゃ至って真面目なMC。
この摩訶不思議なアニスワールドが鈴木は大好きです。

で、【monoral】も恐らく5〜6曲演ったのかな?モノラルの曲ってのはどこまでが一曲なのか非常に曖昧で分かりずらい(笑)。ラストナンバーはこれまたバブフェス横浜と同じく『相手の事が好き過ぎて、その子が足を洗った水を飲んじゃった』っていう曲が、「みんなで一緒に歌おう」という掛け声と共に演奏され、鈴木も大満足のステージでした。

ちなみにユキヒロさんはすでにこの時には2階席に居まして、【monoral】出演中はケンちゃんがずっと居ませんでした(モノラル聴けよコノヤロ)。【monoral】の演奏も終わろうか?という時になってようやく戻って来てたみたいですが、恐らく楽屋裏のハイド氏に会いに行ってたと思われます。

さてさて、アンナちゃんが【不思議の国のアリス】でいうチェシャ猫だとしたら、アニスは 『幻の鳥ドードー』 (常に吃(ども)った喋りが特徴の不思議鳥)ってとこだろうか。喋ってる内容が両者とも意味不明なあたり、かなりイメージも重なるじゃないか。

さらにここは『不思議の国』。
大満足な鈴木達をさらに不思議ワールドに誘い込んだのは、『ドードー』ことアニスのこのMCだった。

「えー、今日はこの場に呼んでくれたハイド君、どうもありがとうー」

『呼んでくれたハイド君』!?『呼ばれたハイド君』じゃなくてッ!?
んじゃさっきのアンナちゃんの「ありがとー」もそういう意味だったのか!?
てか、『急遽飛び入り』のくせに「ありがとう」を連発されるハイド氏って何者!?

そしていよいよこの後、数々の謎を生んだハイド氏の正体が明らかになる。