get out from the shell [ asia version ]

ラルクの中でも異質中の異質曲。
なんだっけ?トヨタのCM用に作られた曲なんだっけか?CM起用の話がずいぶん急に舞い込んできたそうで、ギチギチスケジュールだったらしく、当時、国外放送で流れてたCMに使われてたワンフレーズは、いかにも「焦っちゃった!」って感じで、歌詞も今と微妙に違うわ音は粗いわ・・・オモシロイんですが。

ちなみに鈴木は日本語よりもこっちの英語Ver.のほうが好きです。「♪Blind fear〜」が「らぁ〜ぃなひゅ〜」にしか聞こえないあたりの、ハイド氏の微妙な英語クサさがたまりません。(誉めてるんだよ)

ドームでこの曲を演った時の、一番最後の「♪get rid of your borderぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜・・ッ」ってコードの段階踏んで徐々に語尾の音程が上がっていくところなんですけど、ドームで聴いたあの雄叫び、いや〜良かったなぁ・・・。改めて、あの小さい身体に秘められた声量の異常性を再認識しますね。

THE NEPENTHES

Mステでこの曲の演奏シーンが見れたのは貴重でしたね〜。
この曲聴いてまず思うこと、それは。

「ハイドさぁ〜ん、アナタの声帯どーなってんのよ〜?」

ってコトですよ(笑)。
鈴木、カラオケで一番最初にこれ歌った時ホント参ったんですけどね、案外高っけぇんだよッ!!
てゆーか、声の出し方にテクニックが要るの!しかも息継ぎが出来ないし!無理!酷いッ!!
女の意地で無理やり出そうとすると、麗しいぃ〜弱々しぃ〜声になるしな(笑)。
低音ロックは迫が出て当たり前ですが、高音ロックでああいう迫が出せるヤツはそうなかなか居ないでしょう。

プロフィールにある【L'Q100】の、『ラルクをカバーしてほしいアーティスト、またその曲は?』ちゅー質問で、鈴木はこの曲を挙げてるんですが、ホンットこの曲を歌いこなせるヴォーカルを見てみたい。

あとMステで演奏シーン見て思ったんですが、重低音炸裂のベースのテッつぁんがコレ指弾きなのか、それとも親指ピックをつけてるのか微妙なトコロ。いや、これが指弾きだってんなら鈴木は以後テッつぁんを『テツ様』と呼んでもいい(笑)。むしろ呼ばしてくれ、って感じです。

ついでに。
この曲、ハイディがケンちゃんに「ハイドもギター弾けやぁ〜」となかば押し付けられて、ギターを弾いてるそうですが、どのギターラインがハイディなのかイマイチよく分かりません。

NEO UNIVERSE

いや〜これまたキーのクソ高い曲ですね。当時出演してた某音楽番組見てて、この曲を寸分狂い無く歌いきったハイド君を見て鈴木は軽〜い感動を覚えたくらいですから。ハイド君の喉も強くなったなぁ。
(98年のハイド君なら間違いなくムリだったでしょう)

しっかし『ロックバンド』の形態を取るバンドにあるまじき曲ですね、コイツは。
作曲者がケンちゃんだから許されるものの、ケンちゃん以外の人間がこの曲を作ったっていうなら、恐らくケンちゃんはラルクを脱退してたんじゃなかろうか?・・・と、そのくらいこの曲はギターの音が省(はぶ)かれに省かれている。
当時出演のテレビで演奏シーン見てても、ケンちゃんがどーしようもなく手持ち無沙汰な感じです。
タバコ吸ってなきゃ、本当にただ突っ立てるだけの人だよ。

どうも打ち込みベースな、いわゆる『テクノ』に近い音が多いテクノサウンド風味。
小室ファミリー全盛期にこの曲が出てたら、きっと彼らを取り上げる音楽雑誌はこぞって【Jロックの逆襲〜刺客・ラルクアンシエル〜】と見出しを銘打ってたでしょう。・・・な〜んちゃってね。でもちょっとオモシロイかもしれない(笑)。

話をラルクに戻しまして。
こういう曲を、ギタリスト本人が作曲しちゃうもんだから、『ラルクはなんでも出来る・・・っていうか、なんでもアリ?みたいな?』なバンドに成長したんだろうな〜と思う不思議曲。

そして、(『売れない』と評判の)ラルクのシングル史上でも、異常な売上を見せた一枚でもある。
結局、【HONEY】【snow drop】とどれが一番売れたのかな?ロックバンド【L'Arc-en-Ciel】が、一番売れたCDがこのネオユニだったらちょっと問題じゃなかろうか?と、鈴木は密かに案じてるわけですが、どうでしょうか。

TIME SLIP

この曲はなんつってもギターですね。
ハイド氏の声に寄り添って歩くようなギターのメロディラインが面白い。
ボーカルの一番近くに寄り添っていながら、顔はどっか違う方向を向いてる。
引き立て役のようで、実は同じラインに居ない・・・、そんな不思議な感じ満載のギター。
曲全体にしてみても、いかにもギターで作りましたって感じの作り。

とにかくこの曲の要はなんと言ってもギターなんですよッ!!

鈴木は鍵盤楽器に精通してる人間なんですが、同時にギターもやってるので『鍵盤』と『弦』との根本の違い?というのもなんとな〜く分かります。もしかしたら意外かもしれませんが、案外『弦』のほうが緻密な曲が出来るんですよ。88個もの鍵盤があるピアノよりも、たった6本しかない弦のほうが緻密な曲が出来る。

それは何故か?答えは【曲作りはイマジネーションだから】かと。

ぶっちゃけ、よくケンちゃんって技術面から見たら「大したギタリストじゃねぇよ」とか言われてるのを聞くんですが、鈴木はギタリストとしてのケンちゃんももちろんですけど、それよりも彼の類稀なイマジネーションによるコンポーザー(作曲者)としての才能にかなり惚れてます。

そんなケンちゃんはピアノも嗜まれてるようで、ビデオシングル【and She Said】では実際に鍵盤を演奏してる(アレを演奏って言うのかは微妙)ケンちゃんが見れるわけなんですが、彼はギターと鍵盤楽器を織り交ぜて作曲してる、とか。まぁ、【REAL】制作時のコメントでは、【TIME SLIP】は完全ギターのみの作曲ってコトだったんですけど、本当にこの曲はギターのあらゆる意味での『良さ』と、ケンちゃんのコンポーザーとしての『イマジネーションの豊富さ』・・・と、とにかくセンスの良さが見せ付けられてます。

付け加え、これが酔っ払って作った曲って言うんだから・・・才能って恐いな。

それともうひとつ。
【REAL】が発表された当時、ハイド氏は数人の音楽ライターさんから「【TIME SLIP】のハイドさんの歌い方がいつもと違うように聴こえる」と言われて、本人はまったくそんな意識は無かったので不思議に思ってたようなんですが、皆さんはどう思います?

a silent letter

【REALドームライブTOUR 2000】の時の、この曲の演出はなかなか凝ってましたね〜。

なんだかこの曲の歌詞は、ハイドが誰かさん宛てに書いたモノだとか、誰かさんがハイドさん宛てに書いたモノが元ネタだとか・・・色んな噂が飛び交いましたが、いやーほんとその手の話題には事欠かない人達です。。

ラルクの中で鈴木が一番好きな系統な曲、と言っていいでしょう。
ダーク・・・とはちょっと違うか、エモーショナル?な、ミディアムテンポ。こういうのを『バンド』っていう形態を組んでる人達が演奏するっていうのは、ある意味かなり危険なコトだと思うんですよ。ちょっと間違えたら、間違いなく「うわ・・っ・・・ダサッ」ってなるから(笑)。でも、ライブで演奏されたこの曲は、他のどの曲よりも激しくてカッコ良かったと鈴木は思うんですが、どうでしょうか。

【REAL】の中で実は、一番『ライブ』っていうモノを意識して作られた曲のように感じるな。
アルバム【REAL】の世界観を表現する『【REAL】ライブ』には、欠かすことの出来ない要的存在の曲。

ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE

あまりのタイトルの長さに、リリース当初はどこの音楽雑誌もレビューの際に表記に困った様子が見て取れたという、
超ロングタイトルな曲です。でもって、鈴木が【REAL】の中で一番好きな曲です。
なんつったってタイトルがクサイッ。そのくせ、中身は相変わらず冷めきってるトコがハイドらしい。

コテコテなのに、嫌味じゃないのよね。

ひとえにそれは、やっぱりこの曲もどことなく『不吉』さが漂うからでしょう。
「♪さ〜よなら〜重力〜 僕は〜自由だぁ〜」とか言ってるこの曲を、誰が「オレ、キミにメロリンラブなんだぜ!」と解釈出来るでしょうか?

・・・出来ねぇって。

むしろ、自殺志願者とも思える歌詞に、思わず首を傾げることしかり。

ハイド氏が『【REAL】の最後に救いの曲を』と用意したこの一曲に本当に救われた人がどのくらい居るんだか分かりませんが、ハイド氏の言う『救い』と、一般的感覚で言う『救い』とに、大きな隔たりがあることを決定付けた一曲。

な〜んてメチャクチャに言ってますが、鈴木はこの曲が大好きなんですよ(笑)。
この冷めきり度満点な歌詞を『救い』と言い、ヤケにポップで歪みを含んだカラ元気のような曲調。
ハイドさんの不可思議なセンスに鈴木はメロメロです。