06. C'est La Vie
07. 夏の憂鬱 〜time to say good-bye〜
08. Cureless
09. 静かの海で
10. The Rain Leaves a Scar
Still I'm With You

ラルクの歴史の中で、アルバム【heavenly】が彼らの分岐点的作品だというのは確かなことかと思うんですが、本当にこのアルバムは他とは一線を画している。

一枚後の【True】当時の雑誌インタビューなんか見てて、【True】は収録スタジオや曲編成やら曲録り方法やら・・・あらゆる意味で非常に【Tierra】と似ていたらしい。と、いうことからして、その間にリリースされた【heavenly】だけがそれらとは異なった作品だったことが伺えるわけなんですが。そんな異端児【heavenly】の異端ぶりは、収録1曲目のこの【Still I'm With You】から大発揮されていたッ!!

メンバーチェンジ以前・以後合わせて、今までリリースされたラルクのアルバムの中で、1曲目がこれほど爽やかな明るい曲があっただろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・皆無です。

むしろ、どのアルバムも【Still I'm With You】とは対極に位置するような、ヘヴィーでどことなくダークな曲ばかりじゃありませんか。

【Tierra】の1曲目である【In the Air】がかろうじてメジャー調気味なんですが、【True】以降のアルバムに関しては、完全意図的とも思えるほどに1曲目はヘヴィー&ダークを貫いてることから、もはやこの『アルバムの1曲目』というポジションは「ヘヴィーにブチかましていこうぜッ!」が、ある種彼らのスタンスになっているようです。
そんなラルクが放った【Still I'm With You】は、今や超貴重曲なんじゃないでしょうか。

Vivid Colors

この曲は男の子に人気ありますねー。鈴木の周りでは、の話ですが。
カラオケ行くとコレ歌う男が鈴木の周りにはわんさか居やがります。
この曲は音域が低いほうなので(※注:あくまでも『ラルク曲の中では』、の話)、割りと歌い易いらしいのですが・・・甘いな。ラルクの曲に『カラオケ曲』は無いと思え。クセモノなのが、最後の「♪ふぅ〜ふ〜ふふふ〜ふぅっふぅう〜」っていうあのハイド氏が裏声で音を取る、かすれ具合がたまらなくセクスィーなところ。これはだね、生半可な力量のヤツが歌うと・・・

「なんじゃその裏声はッ!?サブいッ」

ってゆーのばっかなんだよね(笑)。頼むからフツーの男は歌わんで欲しい。
あれが許されるのは鈴木の中ではハイディと、女性ヴォーカルの声だけだね。

鈴木の周りに居る男性諸君がとりわけファルセット(裏声)がヘタなのかとも一瞬思ったんですけど、唯一「コイツには是非とも歌って頂きたい!」と思う、非常に歌の上手〜い男が居まして、彼にこの曲を歌ってもらったんですが(鈴木の周りは『昔のラルク』に詳しい男が多い)、上手いヤツに限ってそういう微妙になりそうなトコロは歌わねぇんだよな。
いや、それが賢明な判断です。君はエライ。

というわけで、鈴木は未だこの曲を最後まで完璧に歌いこなせる男に出会ったことがない。

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作曲者であるケン氏いわく、『カーステとかに突っ込んで、街に連れ出したりしたい曲』らしい。
さらに、作詞担当であるハイド氏いわく、『イメージは、電車に乗って普段停まる駅を通り越したらどこに行くんだろう?という思い』で書いた詞らしい。

昔のライブでは、起爆剤的な存在だったこの曲。
ポップながらラルク特有の哀愁を帯びたメロディ、キャッチーで歯切れの良い歌詞。
ラルクの曲には珍しく、終始暗雲立ち込めることなく、鮮やかで程好く甘い曲調が続く。
決して楽器数は多くないのに、侘しさや静かさといった大人しいイメージは無い。
それはひとえに、ケン氏のギターが異常に大活躍してるためだろう。

この曲でギターがサビで奏でるのは、ただの旋律ではない。
それぞれのコードをやかましいほどかき鳴らして、ギターの旋律がドラムとは別に16ビートのリズムを刻んでいるのである。その間、もうひとりのリズム隊であるベースはというと、丁寧に重低音のみを刻んでいる。
テツ氏の得意技である『歌うベース』は、この曲にはあまり顔を出していないのだ。

ドラムとベースという、一定の狂いない2本の重低音のレールの上を軽快に走る16ビートのギターの列車。
その列車に乗り込むは、出だしの低音からサビ終盤のファルセットまで、実に2オクターブの音域を自由に動き回る変幻自在のクリアーヴォイス。

いつも停まる駅を乗り越した列車は、最後までブレーキを踏むことなく、まるで姿が見えなくなるようにフェイドアウトしていく。

メロディ&楽器の構成と、歌詞のイメージが見事に合致したラルクならではの一曲。

・・・と、ここまで書いてまたもや気付いてしまった。

この曲も、前にレビューやってんじゃんッ(笑)!!

えーと、以前のレビュー読み返したらなんかカラオケネタしか書いてない、あまりにも内容の薄いレビューだったんで、今回もこのまま同曲レビューで載せることにします。

・・・なんだろ、鈴木よっぽどこの曲好きなのかな?(自覚ナシ)

and She Said

この曲は、鈴木が【heavenly】を買って、当時相当ヘヴィーローテーションで聴いてた曲です。
鈴木は【侵食〜lose control〜】みたいな変拍子とか、【and She Said】みたいな複雑に歪んだ曲調の曲がえっらい好きです。ハマる。つまり『鈴木の好きな曲=歌うのが難しい』、と。てゆーか、この曲の出だしの部分の音域が出るようになったら、いよいよ鈴木の声帯も女のそれじゃない気がする。
今はまだ、さすがにこの曲の出だし部分はキツイんですが。

それにしてもこの曲もまた、ハイディ最初なんて言ってるか分からなかった。
「♪原色の道化師は空の上〜手を差し伸べ言う “さぁセロファンの花畑へ行きましょ〜”」
・・・これってさぁ、ブックレット開いてちゃんと歌詞見ても、余計意味が分からんよね(笑)。

それともひとつ。
この曲って締めがちゃんと音の無くなる終わり方なのに、何故かライブで歌う時はかなりアレンジされた締めになってましたよね。だんだん消えていく終わり方のフェイドアウト形の曲の締めがライブでアレンジされるのは分かるんだけど。

「♪〜色褪せて行くの〜かなぁ〜・・ぁぁぁあああああああッ!!!

って、本当はそのまま消えて終わるのに、何故かライブではハイディがそのまま絶叫しだして何小節か演奏が繰り返される(笑)。鈴木はあっちの終わり方の方が好きですねー。

Secret Signs

鈴木が【heavenly】に出会って、一番最初にハマった曲です。

常に変化しまくる音の流れ、突然途切れるメロディ、規則不規則入り乱れの変形自在なリズムの流れ・・・・と、
とにかくせわしないッ!!そのせわしなさが、曲にこれほどの緊迫感を与えている。

・・・・・・なのに。

ハイド君のぬめ〜んとろ〜んな艶声がイイ感じに緊迫感を煽りつつ、削ぎ落としつつ。
微妙にエロい歌詞がヒヤヒヤさせつつ、気持ち良くさせつつ。

まさに、絶妙なバランスとしか言いようの無い一曲。

C'est La Vie

全く関係ないですが、鈴木はこの曲をピアノで全編弾けます。

でもって、この曲はライブで聴くに限る。てゆーか、これを演奏してるラルクを観るに限る。
今でも発売されてるビデオ【heavenly -films-】で見れますが、その他にもたぶんいくつか世に出回ってるライブ映像(昔ローカル局で放送された映像とか)にも収められてると思いますが、とにかくすんごぉ〜くイイ。こんなにメンバーが『楽しそうに』演奏する曲なんて他にあるでしょうか?

鈴木はビジュアルばかりが先行してしまうラルクを、「とりあえずラルクは音を聴け!」と言って世に薦める人間ですが、この曲ばかりは「聴くより観ろ!」と言いたい。いや、そのほうが絶対この曲の良さが伝わるって。
もうさ、『悪ガキ4兄弟』って感じでホントみんな可愛いんだもん(笑)。

Cureless

ズバリ、鈴木のカラオケ定番曲です。

「♪愛し方を知らない僕はあなたさえも(失くしそう) 夢遊病のように時を刻む針を探しても」

の部分は、マイクを両手でガッチリ握りこんで声を歪ませると、ちょっと本曲っぽくなります。うるせぇけど。
さらに間奏部分の最後、どんどん音階が上がっていくところでとにかくテンションを高めて、

「♪触ーれーてーしーま・え・ば・途切れ〜そぉ〜なーあーなーた〜はぁ〜」

で一気にハジケましょう。
ここはもうホント叫ぶくらいが望ましい(本曲は叫びません、間違ってます)。
ほんで、後半の・・・

「♪そぉっと抱きぃー寄せーたあ〜なたの向こ〜う側にぃ〜」

の、リズムが大きく刻まれるところで、ついに椅子の上に立ち上がっちゃって、ヘドバンなんかもしてとにかく髪振り乱しながら歌うのがミソです。

きっとこれをフツウのお友達の前でやったら、次の日からあなたの存在浮くこと間違い無し!

The Rain Leaves a Scar

なんだか掲示板の方で【heavenly】が話題になった時に、この曲がイイ!って言う人が何名かいらっしゃって、
思わぬ人気ぶりに鈴木はちょっと驚いたんですが。
なぜなら、鈴木はあんまりこの曲を聴いたことが無かったから。理由は・・・・・

「前曲【静かの海で】で寝ちゃうんだよね〜アハハハ」

そんなわけで、久しぶりにマジメに聴いてます。

うぉー。ハイド君の歌声、こんなにウェーブ入ってたんだ!?し・・知らなかった。
気なしか【あなたのために】を彷彿させられるのは、鈴木だけか?

ギターのアルペジオ、シンバル、低音高音を幅広く動くベース・・・・その全てが細やかな音に区切られて、
意図的にバラバラに散らばめられて、上手い具合に『雨』の雰囲気が作り上げられている。
それを真上から「えぇい!まとまりやがれ!」と叫ぶ雨雲の如くハイド君の歌声が全体にくまなく覆い被さって、
要的存在になっているらしい。

そして、一番最後の「♪声がふさがれていく 何も叫べない 人混みに埋もれ」の畳み掛ける3フレーズ。それぞれのハイドの歌声が微妙に被さり重なりしてるのだが、たったそれだけの細工であんなにも音の塊が崩れてみせる。

まるで「喉、荒れてるの?」と声をかけたくなるほど荒削りの声色は、恐らく意図的でしょう。
逆に、ぬめ〜んつる〜んなキレイな声でこの曲を歌われた日にゃ悲しく激しい雨が一変して、
虹でも見えそうなワンダーな霧雨になること間違いなし。